子供とプログラミング教育 ~その1:世界と日本の子供のプログラミング教育~
子供とプログラミング
子供を対象としたプログラミング教育が今ブームになっているってご存知ですか?
最近では度々、
「夏休みのワークショップで小学生向けにプログラミングを行っています」
「小学校の授業にプログラミングが取り入れられています」
といったことが、ニュースで取り上げられるようになっています。
では、
「子供向けのプログラミングってなに?」
「プログラミングを習うことでどのような知識がつくの?」
「そもそもプログラミングって必要なの??」
といったパパママの疑問を一緒に考えてみたいと思います。
下記で述べていますが、世界事情を考えるとそのうち受験にもプログラミングが取り入れられる可能性も考えられます。
それはなぜか? それだけプログラミングが必要とされている時代が来ているからです。
そして、プログラミングを学ぶことは(選択肢の1つとして)子供の将来の可能性を広めることにも繋がるのではないかと思います。
当記事では世界と日本の子供へのプログラミング教育事情をお伝えします。
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意外と身近なプログラミング
プログラミング、といわれてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
私もIT業界に入るまで全くプログラムのことは知りませんでした。
でもプログラミングは今の社会、すごく身近なところにあります。
たとえば、今見てくださっているホームページ。
もちろんこれもプログラミングで書かれています。
リンクや広告をクリックするとそのページに移動する、この動きももちろんプログラミングで書いています。
多くの方が使っているスマホのアプリ、これもプログラミングされてできたものです。
最近話題になっている自動車の自動運転もプログラミングなしには成り立ちません。
IT社会の今日、私たちはプログラミングされたものに囲まれて生活をしています。
正直、50年前の世の中では考えられなかったことですよね。
それだけ需要があるプログラミングですが、実は日本は諸外国より非常にプログラミング教育が遅れているのが現状です。
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世界の子供へのプログラミング教育
世界ではプログラミング教育がどんどん必修化・カリキュラム化されいてます。
イギリスでは5歳~16歳でのプログラミング教育を必修化しています。
お隣韓国でも全中学校にプログラミングを含むソフトウェア学習を正式科目に採用することが決まっています。
こうしたプログラミング教育の導入の背景としては、どんどん加速するIT社会を生き抜いていかなければならない現代の子供立ちが、IT社会とうまく付き合い的確な判断をしていくためには、算数や言語などの基礎学習と同様に教育の核になるからだと言われています。
日本での子供へのプログラミング教育
プログラミング(言語)は世界共通です。日本もイギリスもアメリカも同じ土俵に立って勝負することになります。
日本でも「世界最先端IT国家創造宣言」を受けて文部科学省など各省が小学校のプログラミング教育に向けて動き始めているという話もあります。
まだ、具体的なことは決まっていませんが、近い将来公立小学校でもプログラミング教育が行われる可能性が高くなっています。
では、現在の日本の学校におけるプログラミング教育は具体的にどのようになっているのでしょう。
先でも述べた通り、小学校ではまだプログラミング教育が必修化されていません。(2016年2月現在)
しかし、学校独自のカリキュラムが設定できる総合的な学習の時間や、放課後やクラブ活動の時間を使ってプログラミング教育に取り組む学校も増えてきました。
佐賀県武雄市では、2014年に全国に先駆けてタブレットを生徒全員に配布し、プログラミング学習の実証経験が行われています。
中学校では技術家庭科の時間にプログラミングの測量・制御という単元でプログラミング教育が行われています。
これは、平成24年度に施工された新学習指導要領で必修科目となっています。
ただし、プログラミングを書く教育が各学校で行われているというわけではなく、教材会社が販売している学習キットを使って学習を進めている学校もあるのが現状です。
高校では平成15年に新設された「情報」の必修化によって、普通科高校でも情報の授業が行われるようになりました。
平成25年度からは新学習指導要領に基づき「社会と情報」と「情報の科学」の2科目になっています。
ただし、こちらも学校によって指導内容が異なるので、どの科目でどのようにどのくらいのボリュームでプログラミングが扱われるかは学校によります。
このように、日本でも子供へのプログラミング教育は身近になってきているのです。