<女性雇用・LGBTs採用>多様化する就職市場 ~働きやすい職場を目指して~
近年の新卒の就職事情
近年、「大学生は学業を優先すべき」という指針から採用情報や就職説明会の情報解禁日が以前より遅くなっています。
私が新卒で就職活動をしていた時期は大学3年生の10月1日解禁でしたが、2016年卒以降は大学3年生の3月1日解禁と大幅に変わりました。
その上、人手不足の市場にあいまって雇用する側も短い時間でより社風に沿った人材を雇用するために様々な取り組みを行っています。
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女性雇用と多様性 ~kmグループ~
タクシー会社大手kmグループ(国際自動車)では、女性の雇用に力を入れています。
一昔前までタクシー会社イコール男性というイメージの強かった職場ですが、kmグループでは現在グループ社員の4人に1人が女性になりました。
運転手の割合はもう少し低くはなりますが、今積極的に女性の雇用を進めています。
女性が働きやすい環境作り
女性が働きやすくなった理由の一つに、設備の充実が有ります。
営業所の9割に女性専用の施設を設けシャワールームを設置、仮眠室も用意しました。
また、特に女性が困りがちなトイレの位置を記した冊子をドライバーに配布しています。
不規則になりがちな職種だからこそ、働きやすい職場になるように様々な取り組みを行っているのです。
その結果、新卒の女性の比率は上がっています。
男性社会だったタクシー会社に女性が入ることで、会社全体の雰囲気も柔らかくなったと言います。
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LGBTs採用と多様性 ~保険会社の変化~
第一生命の就職説明会ではLGBTs性的マイノリティーに注目しています。
2015年3月31日、渋谷区が同棲カップルに対し結婚に準じる関係と認める「パートナーシップ証明」を発行する条例案が全国で初めて可決されました。
ですが当時生命保険は「保険金受取人は親族に限る」と規定しているところが大半で、パートナーシップ証明があっても受取人にはなれませんでした。
LGBTsが世間に認知される中、LGBTs市場を取り込もうと第一生命を始め様々な保険会社が同性パートナーを保険受け取り人として扱うことを発表しました。
同時にLGBTsの人たちの採用も積極的に進め、多様化する顧客のニーズを掴みサービスの向上に繋げたい考えです。
LGBTsの就活・転活のための企業情報サイト「JobRainbow」
このような社会の流れにあわせて、LGBTsの人が就職活動するのに便利な企業情報(口コミ)サイトJobRainbowがたち上がりました。
企業別にLGBTsに理解あるかを当事者たちが投稿した情報を見ることができます。
自分らしく働ける職場に出あえるように当事者自らが確認し企業選びの軸にしてほしいという思いです。
売り手市場で慢性的な人手不足が続く中、古い考えに囚われない様々な働き方が今まで以上に増えていき、雇用と経済の活性化につながって行くのではないでしょうか。
引用-WBS