<2020年小学校教育改革>子供の英語教育 〜IT x 英会話の活用〜
2020年は小学校の教育改革の年 ~文部科学省がプログラミング教育と英語教育を強化を発表~
世界(グローバル)で戦える人材の育成を
2020年は教育が大きく動く教育改革の年と言われています。
プログラミング教育が2020年から小学校で必修化されるかもしれませんという記事を当メディアでも取り上げました。
IT機器が身近にありインターネットが普及したことで、容易に世界とつながることができるようになった今、グローバルな競争を乗り越える人財の育成に向けて、教育のあり方を抜本的に見直そうという動きが内閣府の経済財政諮問会議からも見ることができます。
文部科学省が小学校2020年から英語教育の強化を発表
また、グローバルな競争力の1つとして必要になるのが英語力です。英語教育も2020年に大きく改革されるといわれています。
授業は、小学3、4年生では主に学級担任がALT(Assistant Language Teacher=外国語指導助手)と2人で指導し、5、6年生では高い英語力を持った学級担任が単独で指導する方法を示した。(中略)
小学校英語の成績評価は「記述式や数値など適切な方法を検討する」とし、今後の課題とした。また、小中高校いずれも学力テストの点数だけに基づいた評価ではなく「英語を使って何ができるようになったか」といった観点からの評価への改善を求めた。引用-毎日新聞「英語教育:小学5年から正式教科に…18年度部分的実施へ」より 2014/09/26 22:13
子供の英語教育と大学入試 ~世界で戦える人財の育成にむけて日本の英語教育も変化~
小学校での英語教育の強化とともに、大学入試での英語のあり方も変わろうとしています。
英語をはじめとした言語力は「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の四技能から成り立ちます。
大学入試センター試験では2006年からヒアリング試験が始まりましたが、日本の教育は未だに「読むこと」「書くこと」への比重が高くなっています。
現在の大学入試センター試験は「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」へと形を変えることになりました。その中で英語は「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の四技能を強化し、大学における英語教育に引き継いで伸ばしていけるような評価をするということが記載されています。
また、民間の資格や検定試験も活用していく可能性も記載されており、大学入学試験と民間の資格試験の融合も考えられます。
今後はグローバルな競争を乗り切るために特に「聞くこと」「話すこと」を意識した教育が始まることが予想されます。
参考-平成26年第9回経済財政諮問会議議事要旨
参考-新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について
スポンサーリンク
日本の英語教育と需要
日本は教育水準が高い割に英語力が高くないとされています。Education First (EF)が発表した2015年世界70か国での英語力ランキングは30位で、標準的レベルとなっています。
引用-EF EPI2015
このランキングでは、イギリスとアメリカは除かれていますが、ランキングを見るとやはりヨーロッパ諸国が上位につけているのがわかります。
アジア諸国ではどうでしょう。アジアで最も上位にランクインしている国はシンガポールで12位です。シンガポールでは英語が公用語および共通語として使用されていることも大きな理由だと思います。
また、ヒンドゥー語が主に占めているインドでも20位と英語は高いレベルとされ、アジアでは特に近年飛躍的に英語力を伸ばしている国になります。
日本の評価はどうでしょうか。EFのコメントを抜粋してみました。
日本の英語能力は向上していません。小学校での英語教育は2011年に開始されたばかりです。全年齢の生徒が教育課程のいずれかの時点で英語を学習するようになりましたが、指導方法はローマ字の書き写し、暗記、暗唱、より高いレベルでは翻訳に依存しています。国際的なコミュニケーションツールとしての英語はほとんど重要視されていません。英語能力の向上を目的とした一連の教育制度の改革が実施されていますが、現在のところ、成人の英語スキルに計測可能な向上は見られていません。
引用-EF EPI2015
過去5年EFは調査を行っていますが、日本の成人の英語力向上は数値的に表れていないと指摘されています。しかし、2020年にはオリンピックも控え、英語がコミュニケーションツールとしての需要も益々増えてくるのではないでしょうか。今後はこの英語力を伸ばすための教育制度の改革が進んでいくと考えられます。
参考-EF EPI2015
スポンサーリンク
世界で戦える人間になるためには ~小学校からの教育の必要性~
日本では英語が使えなくても生きていくことに不自由することはありません。それが日本の英語能力が伸びない理由の一つかもしれません。
しかし、近年はグローバル化に伴い、世界で戦っていける能力が求められています。その能力の一つとして英語が使えることは強みとなります。
私自身、直接英語圏の人とやり取りする機会は現状はありませんが、プログラミングの世界でも英語の文献が圧倒的に多く、新しいことにチャレンジしたり多くの情報を取り込んだりとスキルアップするためには英語は必要になってきます。
近年では会社の方針や自身のスキルアップのために社会人になってから英語に取り組む人も増えています。しかし、先述した通り日本人の英語能力は成人ではそれほど伸びていないこともデータから見えてきます。
特に、ヒアリング能力は大人になってからより子供のうちのほうが鍛えられるといわれています。英語を含む新しい言語体系を学ぶ・慣れる・扱うという点においては、小さい頃から親しんでいた方が入りやすさはあるのではないでしょうか。
子供の英語教育スタートの低年齢化 ~いつから始めるのがベスト?~
「子供の英語教育っていつから始めればいいんだろう?」このような疑問を持つパパママも多いのではないでしょうか。
文部科学省の2020年英語教育強化の発表に伴い、ますます子供への英語教育の低年齢化は進んでいくものと思われます。
脳科学的に言えば、有名なのは「スキャモンの発達・発育曲線」です。子供が産まれてすぐから始まる成長を成人までの発育量を100%としたときに何歳で何%ぐらいの成長をするかが示されています。
引用-Pass Kids
これによると脳や視聴覚器が含まれる神経系は5歳ごろまでに80%の成長を遂げ、12歳でほぼ100%になるとされています。
科学的にはこのようなデータが出ていますが、もちろん、未就学児のうちにはじめた英語に興味を持たない子と、小学生以降に始めた自分で英語に興味を持った子でいえば後者のほうが英語が身につくのは早いのではないでしょうか。何歳からという疑問に答えはありません。子供が興味を持った時が初め時です。そして親は、まず子供が興味を持つきっかけをつくる環境を与えることが大切です。
低年齢時の英語学習は正しい日本語習得へ悪影響を及ぼすか!?
ちなみに、低年齢児(乳幼児や小学生)の英語学習は、正しい日本語を習得するにあたり悪影響を及ぼすという説もあります。
まだ日本語の習得段階にある低年齢児に他言語を学習させると言語の混乱が起こるというものです。
第二言語(英語)の勉強は母語(日本語)を基盤とした方が良い
そのため、以下「外国語学習の科学」の著書でも「第二言語の習得は母語を基盤とする」と述べられています。
母国語の知識がある状態だと“言語転移”という影響が生まれ、既に習得されたスキルが他のスキル習得の際に生かされるとされています。
英語の勉強は日本語と英語を異なる言語と認識したときからが良い
そのため、英語の勉強は日本語と英語を異なる言語と認識したときからが良いかと思います。
そして、それを子供に確認する方法として、以下のような手法が紹介されています。
確認方法の1つとして是非参考に試してみて下さい!
「日本語と外国語を異なる言語として認識したとき」を親子の会話でチェックするために、こんな言葉をかけてみてください。
「これが英語で何ていうか知ってる?」
このセリフに対して、子どもが「知らなーい!」「教えてー!」という反応をすれば、〇〇を日本語として認識し、かつ英語と区別しているということになります。
引用-Up to you!
世界で戦える英語を子供の頃から身に付けていくためには
世界で戦える=現場(実践)で使える英語を身に付けるためには、
- 子供の頃(幼児~小学校迄)から
- 習慣的に(もしくは、留学など英語環境にて)
- ネイティブ=生きた英語に
触れさせることは、1つの有用な手法であるといえます。
(もちろん、これ以外にも有用な手法はあると思います。)
ただし、小学校(学校教育)のみで、上記3つの要素(子供の頃から習慣的にネイティブに触れる)を満した環境を整えることは厳しい場合もあると思います。
私の場合は、習慣的にネイティブな英語を話す人と触れ合う機会を作るという点が困難でした。
学校での英語学習も、どうしても勉強(テスト)のための英語学習に留まってしまいました。
子供の英語への興味のきっかけづくりのために ~子供向け英会話スクール(教室)を有効活用しよう~
近年は「子供に特化した英会話スクール(教室)」も豊富に出てきましたので、小さい頃からネイティブ=生きた英語に触れさせる機会を作ることは昔に比べて容易になったと思います。
ですが、
- 英語教室に通わせたいけど共働きで送り迎えが難しかったり
- (地方に住んでいる方は)近くに良い英語教室がなかったり
することもあると思います。
しかし、近年は通う教室型の英会話教室だけでなく、ITを駆使したオンライン英会話教室も増えてきており、自宅で好きな時間に英語教育を受けることができます。
そのため、送迎の必要もありませんし、どこに住んでいても同じ品質の英語教育を受けることができます。
その中でも「子供×IT」に特化した子供のためのオンライン英会話サービスが登場していますので、以下に紹介します。
子供のためのオンライン英会話「GLOBAL CROWN」
子どものためのオンライン英会話 「GLOBAL CROWN」では、子供が家にいながらにしてバイリンガルの教師と英語のレッスンができるオンライン教室を開講しています。
対象年齢は3歳~10歳くらいで、オンラインなので家にいてレッスンを受けることができるため、送り迎えの必要もなく、夕飯を作りながら子供が受講する様子を見ることもできます。
また、受講料の1レッスン965円~で、子供の興味関心に合わせてプランを作ることができ無理なく続けることができます。
よく大人向けに開講されているオンライン英会話と違うところは、毎週(毎日)決まった時間に授業を受ける教室型の習い事と同じような形式だということです。自分で日程を組んで予約をする形だと途中でやめてしまうことも多いのですが、このように決まった日程でスケジュールを組むと、子供も英語を習うことが習慣になり英語習得への近道になるともいわれています。
もう1つの特徴としては、教師がバイリンガルのため、子供の様子を見ながらうまく日本語と英語を織り交ぜながら(区別しながら)アプローチしてくれます。
そのため、一方的に英語を話されることで、英語が嫌になることや、また言語習得の混乱を防ぐことができます。
今なら無料で体験レッスンが受けれる!
GLOBAL CROWNでは1回20分、無料でオンライン英会話を体験することができます。
英会話教室には興味があるけど「子供が英語に興味を示すか不安な方」や「オンラインという環境に不安がある方」は一度無料体験レッスンを受講してみて、正式に申し込むかどうか判断してみるのもありだと思います。
※画面右上の「無料体験申込」ボタンをクリックして申込できます。
※兄弟・姉妹で受けさせてみたい場合は、兄弟・姉妹ごとに申込みの必要があります。(その際には兄弟・姉妹分のメールアドレスが必要になります。)
実際に無料体験レッスンを受けてみた
また、実際にGLOBAL CROWNの体験レッスンを受けた体験記も以下、記載していますので、ぜひご参考ください!
子供のためのオンライン英会話「GLOBAL CROWN」体験談
「IT x 英語教育」の可能性
近年、ITの発達により「時間」と「場所」の制約が無くなってきました。
英語教育(英会話教室)に興味はあったけど、「近場に良い英会話教室が無い」「仕事で送迎の時間が無い」という方は、この機会にオンライン英会話を利用して、子供に英語を触れさせ子供の興味関心が持てる環境を作ってみてはいかがでしょうか。
家に居ながらにして実際に生の英語に触れる機会はあまりないのではと思います。
また、幼少期に自分自身で英語という言語ツールを使って話せたという成功体験をしていくことも重要だと思います。
日本人は他国に比べると、きちんと話せないことが恥ずかしくて頭での知識はあるけれど話しかけられないという方が多くいますが、拙い英語でも良いので「話せた!」「通じた!」という成功体験があれば自信につながり、片言の英語でも臆することなく英語で話すことができるようになります。
子供の可能性や興味を広げるという意味でも、ぜひ、一度、ネイティブの生きた英語に触れてみてはどうでしょうか!?