【カンブリア宮殿:SPI(エスピーアイ)】「年を取っても旅したい!不可能を可能にする、高齢化時代の旅行のプロ」を見て思ったこと
アニコムホールディングス
SPI(エスピーアイ)代表取締役 篠塚 恭一(しのづか・きょういち)氏
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所感
当企業の想いに共感。ビジネスモデルにもちょっと目を引きました。
SPIは『要介護者の旅行』に的を絞った会社。
代表の篠塚さんが上記に的を絞った会社を設立したきっかけはTVでも紹介されていますが、大手旅行会社の添乗員だった頃に、70代の女性のお得様に、
「○さんが旅行を辞められる時ってどんな時なんでしょうね」
と言う質問をした際に、
「そうねぇ・・・この旅行かばんが一人で持てなくなった時かしら・・・」
とその女性がお応えになり、その時にその女性に、
「お年を召されても私が鞄をお持ちしますのでぜひご旅行に行きましょう・・・」
とご提案させていただいたらとても嬉しそうな顔をされて頷かれた。ことがきっかけです。
とても共感を覚えました。
ただし、
介護保険で旅行(介護ヘルパーの同伴)は適用外となるため、要介護者の旅行にヘルパーを同伴させると費用が膨らんでしまいます。
当時は、
「要介護者が旅行に行きたいなんてニーズは(少)ない」と誰もが思っていた経緯もあり、介護者の旅行ヘルパーを専門に行う企業・団体はあまり無かったらしいです。
しかし、実態は
「家族と旅行に行きたい」
「墓参りに行きたい」
「想い出の地に行きたい」
と、ユーザー(要介護者)というウォンツ・ニーズがあったとのこと。
これから迎える超高齢化時代において・・・
要介護者の旅行ヘルパーは設備が整った施設とは勝手が異なるので大きな障壁がありますが、その障壁を乗り越えれるスキーム、人の育成を築けば、それは時代にマッチした大きなチャンスであり、ビジネスモデル(狙い)としても面白いなと思いました。
TVでも紹介されていましたが、もうできないと思っていた祖父母の夢を実現させてもらい喜ぶ本人と家族。
そして、そこから生まれる離れていた家族との強いつながり。
更に、
「どんな困難なリクエストでも不可能といいたくない。」
と言うSPI社員の姿勢と取り組み。
胸の内からグっときました。