Googleハングアウト(ビデオ通話)のデータ通信量の検証 ~データ通信量制限への影響~

Googleハングアウトとデータ通信量の制限について

最近、Googleのハングアウトを使う機会が増えてきた。

その中でふと気になったのが、スマホ(docomo/au/softbankなどのキャリア)やWiMAXにおける「3日間で3GB」「(プランによって)1~7GB/月」などの制限がある中で、Googleハングアウト(ビデオ通話)を利用した時のデータ通信量。

これらのデータ通信量の制限がある中で、どのくらいGoogleハングアウトが利用できるのか確認してみた。

Googleハングアウトのデータ通信量の検証・確認

ビデオ通話に関して以下、状態(ステータス)別に検証してみたところ、自分の環境では以下のような結果であった。

1)待機状態(参加ボタンを押した後)
約60KB/秒
2-1)通話状態(両方向、音声のみのやりとり)
約10KB/秒 (約0.6MB/分)
2-2)通話状態(自分から相手へは音声のみ。相手から自分へは映像あり。)
約350KB/秒 (約20.5MB/分)
2-3)通話状態(自分から相手へは映像のみ。相手から自分へは音声のみ。)
約400KB/秒 (約23.5MB/分)
2-4)通話状態(両方向、映像のやりとり有)
約400KB/秒 (約23.5MB/分)

※1対1のやりとりの場合

2015-09-10_021510

2015-09-10_021924

※緑:データ受信量、赤:データ送信量、オレンジ:データ送受信量

そのため、1時間のビデオ会議を行った場合のデータ通信量としては以下のような感じとなる。

2-1)の音声のみの場合:約15MB/時
2-4)の映像(両方向)の場合:約1.4GB/時

1時間前後のビデオ会議が月に数回ある場合(かつデータ通信量の制限がある環境下の場合)、映像有りでのビデオ通話の利用は気を付けた方が良さそうでした。

検証に利用したツール及び環境

「NetWorx」というPCのデータ転送量を監視できるソフトをPCに入れて検証しました。

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※なお、ネット環境はWiMAXです。

備考:WiMAXの「3日間で3GB」のデータ通信量の制限が掛かる条件と回避方法

WiMAXの「3日間で3GB」のデータ通信量の制限が掛かる条件としては、(現時点では)ハイスピードモードである「WiMAX 2+」が対象で、ノーマルモードである「WiMAX」は対象外とのことだったので、もしWiMAXを利用した環境下の場合は「WiMAX(ノーマルモード)」に切り替えて使用すれば、一旦は制限の問題は回避できそうです。

前日までの3日間のデータ通信量が3GB以上となった場合、通信速度に制限がかかります。
(前日までの3日間の「WiMAX 2+」「au 4G LTE」のデータ通信量の合計が3GB以上となった場合、「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信速度を翌日にかけて制限します。)
引用-UQ WiMAX

また、自分のWiMAX環境下(ノーマルモード)の実測値としては下りが「1MB/秒」でしたが、映像を用いたビデオ通話は特に問題無く利用できました。



プロフィール(当メディアの運営者 兼 筆者)

保育園協会の園長から「ITで保育業界を変えたい」と相談を受け、保育士と協力し合い、保育以外の業務を自動化し、保育士が保育に専念できる環境を創り上げる。

そして、保育の現場で子ども達の個性=無限の可能性を育む環境に関る中で、大人社会でも同様のことはできないかと考え始めたところ、「こどもも大人も凸凹(違い)を認め合える社会」の実現を目指すNPO法人オトナノセナカに出会い参画する。

現在はNPO活動と並行して、フリーランスエンジニアとして自分が得意とする「IT」x「教育」x「子育て」の分野を中心に活動を開始する。様々な人がお互いを認めて高め合い、創造性が渦巻く楽しい世界を目指して。

プログラミングレッスン・教室、IT研修・教育、ITコンサル・マーケティング、IT(技術)相談・支援、システム開発(WEB・スマホ)、保育園IT化、子ども・子育て関連事業など