コンシューマー(to C)ビジネスって何だろう⑤ ~コンシューマとシステム3~
引き続き「コンシューマとシステム」について考えてみる。
ただし、今日はいつものように「コンシューマ側」の目線ではなく、そのシステムを作る「開発者側」の目線で考えてみる。
まず、どんな開発者が理想かについて、結論から考えてみると、
『システム開発は最新の技術まで全てバリバリだけど、システムの利用レベルはコンシューマと同じ感覚を持つ人』
である。
そんな人がいれば最強。
やはり、なかなか難しいのが、
「コンシューマにより良いシステムを提供するためにシステムの勉強・開発をすればするほど、
コンシューマ(の感覚)から離れていき、結局のところコンシューマが求めるシステムではなくなる。」
かと言って逆に、
「システム開発から遠ざかりコンシューマの現場に近づけば近づくほど、
システム技術の持駒が少なくなり、コンシューマが求めるものにより即した最新の技術が提供できなくなる。」
右を向きながら左を向けと言っているようなものである。
本当に難しいと感じる。
ならば、そういった「1人2役」が難しいというのであれば、「右を向く人(開発者)」と「左を向く人(現場)」を準備し、そして、各々が手を取り合って一つのものを創り上げていくのはどうだろうか。
(いうまでもなく各々の人は各々の分野のエキスパートである。)
ただし、一番良いのは初めの結論で述べたとおり「1人2役」をこなすことだろうが、(※自分が感じたものを自分が作ることで情報の伝達の差異がなくなるため)現実問題、なかなか厳しいものである。
であれば、やはり「2人3脚」ではないだろうか。
とは言っても、「右を向く人(開発者)」と「左を向く人(現場)」は自分の分野にしか手を出さなくてもよいという意味ではない。
お互いの分野を少しは理解する必要がある。
そうしてお互いのことを知ることで、「2人3脚」の状態でも最も力を発揮できるのではないだろうか。
うーん、このテーマはなかなか難しい。。