コンシューマー(to C)ビジネスって何だろう⑦ ~コンシューマとお金2~
前回はコンシューマが求める価値の種類について述べた。
が、しかし、
世の中の全てのコンシューマに共通する価値はないだろう。
当たり前のことではあるかもしれないが、ターゲットによって、ある事象に対する価値の感覚というのは異なってくる。
例えば、
織田信長が使っていた本物の鎧を「100万円で売ります!!」と言った場合、「鎧マニアのご主人」にとっては喉から手を出すくらい欲しいものなのではないだろうか?
(というか、1億円とかでも買う人はいるだろう。)
ただし、鎧に全く興味のない、「鎧マニアの奥さん」にとっては、1円の価値も感じないないただの粗大ゴミである。
(※ここでは鎧そのものの価値は除いて考える。)
この場合、
「あんたが死んだとき、この部屋にある鎧どうしたらいいの。困りものだわ。(プンスカ!!)」
と、グチっている奥さんと、肩身の狭そうなご主人の絵が簡単に思い浮かぶ。
すなわち、
『価値の種類』⇔『ターゲット(コンシューマ)』
がマッチした時に初めてコンシューマはお金を支払ってくれることになる。