コンシューマー(to C)ビジネスって何だろう⑩ ~コンシューマとお金5~
前回までは「コンシューマとお金」に関して「ターゲット」として「女性」を取り上げてみた。
今回は「子ども」をターゲットとしたもので考えてみる。
まず、子どもを「ターゲット」を「子供」にすることで『6ポケットビジネス』が実現できる。
ただし、反面、他社も同様のことを考えているため敷居は低くない。
また、子供だけでなく、6ポケットにも魅力の感じるもの(キラー)を考える必要はある。
そういう意味で、ここ最近、子供をターゲットとしてビジネス(会社)ですごいなと思うのは、職業体験ができるキッザニアである。
ここが爆発的人気なのは「コンシューマとお金」の第一回でも述べたとおり、やはり『自分では手に入れることができないモノ』の価値をうまく提供できているからだと思う。
「子供が目をキラキラ輝かせながら真剣に仕事に取り組む姿」
やはり相当な価値があるのだろう。
入場料も子供が4000円弱、大人が2000円ちょい(大人なんて子供を見ているだけなのに)、お金を払う。
なのに、予約御礼、リピーター率も相当なもの。
これはすごい。
仕組みも色々としっかりしている。
- 1日2回(第1部、第2部)、入場時間制限があり、うまくユーザを回している。(時間に対する客単価を上げている)
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キッザニアで使えるお金というものあり、仕事をすればお金が貯まり、キッザニア内でモノ(お菓子・飲み物など)が買える。
子供は普通、お金を持たないので、「自分でこのように仕事でお金を稼ぎ」、「自分で好きなモノを買う」、というところに喜びを感じる。
そして、お金が貯まっていれば、またキッザニアに行きたがる。
「子供は大人の真似をしたがる」というところをうまくついたビジネスなのかなと思う。
そして、それをうまくサイクル化(リピーター)させたビジネスであるということである。
これはうまいですね。