コンシューマー(to C)ビジネスって何だろう⑪ ~コンシューマとお金6~
今回は改めて「コンシューマとお金」というテーマについて振り返る。
コンシューマとお金の関係って
・どんなに安い(5円とか10円とか)ものであろうが、コンシューマはそこに価値を見出せなければ頑なにお金を支払わない。
・どんなに高い(5千円とか1万円とか、更には10万円とか)ものであろうが、コンシューマはそこに価値を見出せば簡単にお金を支払う。
※但し、ここで指す「お金」とは『必要経費』を除く、プラスアルファとして『娯楽経費』のことである。
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なら、その価値って何?
『自分では手に入れることができないモノ』
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なら、手に入れられなかったら皆買うの?
それはない。
「ターゲット」によって変わるもの。
『価値の種類』⇔『ターゲット(コンシューマ)』
がマッチした時に初めてコンシューマはお金を支払ってくれることになる。
ここで、あるユーザーが新しい価値(モノ)に対して興味がない場合、「それは残念でしたね」、と諦めるか?
否!!
それはもったいない。何か方法があるはずだ!
興味を持たせるためのいくつかのアプローチ方法を3つほど考えてみた。
興味がなかったもの(潜在的ニーズ)に価値を感じさせるためには?
価値を感じさせる
これはプロモーションやキャンペーンにあたる。
その価値を知らないのであれば、その価値を売り込んで感じさせれば良い。
価値を狂わせる
例えば100円均一などをイメージしてみる。
100円均一には、初めはある目的(買いたいモノ)があって行くだろう。
ただ、買っていると、もともと買う予定でなかったモノまで買ってしまうことがないだろうか。
(それが、実際は必要でなかったモノだとしても。そして、その場合は家に帰って冷静になるとコレなんで買ったんだろう、となったり。。)
皆さんで経験したことがある人も多いのではないだろうか。
価値に従わせる
ある新しい価値を大ブームにする。
ブームの場合は興味がある/ないに関わらず、そこに従うものである。
「仲間外れにされたくない」「皆と同じ会話がしたい」「見せびらかしたい」といった、人間の集団心理をついたものですね。
但し、反面ブームというのは長期継続するものでないので、エンドのタイミングの見切りが大切である。
むしろ何もしない状態で新しい価値に対してお金を払わせるって方が甘いんでしょうね。