保育とは① ~生きる力を育むこと~
保育 そして 保育士・保育園(保育所)とは
若手の保育園の園長先生たちと保育・保育園の在り方(理想)についてディスカッションしていた時、ふと
「ちなみに、保育を一言で言うと何ですか?」
と質問をさせて頂いたことがあります。
園長先生によって若干言い回しは異なる部分はありましたが、共通見解として、
『生きる力を育むこと』
であると。
そして、
「保育士」は「保育=生きる力を育むこと」を乳幼児身に着けさせる人(プロ)
であり、
「保育園」は「保育=生きる力を育むこと」を就学時(小学生になる)迄に身につけさせる場
であると。
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「保育 = 生きる力を育むこと」とは何か?
「生きる力」と聞いてパっと思いつくのは、
- 自分で農作物を育てて自給自足で生きていける
- 自分でお金を稼ぎ生きていける
といったことかと思いますが、これは大人の場合だと思っています。
では、子どもの場合(更に厳密に言えば、保育の対象となる乳幼児(未就学時)の場合)の「生きる力」とは何か。
※※以下は園長先生達と話した内容では無く、そういったことに力を入れている保育園の現場を見てきた自分の見解です。※※
子どもにおける「生きる力」を分解して考えたとき、そのために特に必要(重要)な要素は以下3つではないかと。
生きていく上で最低限必要な
- 動作(身)を身につけること・・・すなわち、体を育てる「体育」
- 道徳(心)を身につけること・・・すなわち、徳を育てる「徳育」
- 知識(知)を身につけること・・・すなわち、知を育てる「知育」
すなわち、身と心を育て、知恵をつけさせること。
それらが、保育における「生きる力」を育むということであり、それらが大人になったときに求められる「生きる力」の基礎(いしずえ)になると考えています。
(見方を変えれば、大人になった時に必要となる「生きる力」を、子ども(乳幼児)の段階で身に着けられる・身に着けておくべき「生きる力」はこれらであるということ。)
※蛇足※
当記事の蛇足(補足)として以下3点
- 時代によって異なる「生きる力」の定義
- 人によって異なる保育園のイメージ
- 一般的な保育及び保育園(保育所)の定義
を別記事「保育とは① ~生きる力を育むこと~ (蛇足)」として追記しました。
では、身・心・知を育てるというのは具体的にどういうことなのか(何をすることであり、どういう状態になればOKなのか)については「保育とは② ~身・心・知を育む「体育」「知育」「徳育」とは~」にて触れさせて頂きます。
※当件は全てに共通する答えでは無いと思っています。以下は、あくまで自分が関わった園長先生方と話した時の1つの考え(答えのようなもの)というだけです。