子育て申請一本化 電子窓口開設予定 ~マイナンバー活用関連情報~
子育てに関連する申請を電子窓口一本化に
2016年3月、児童手当や予防接種といった子育ての関連手続きをマイナンバー制度の個人向けサイトマイナポータルを活用した電子窓口で済ませることができるよう政府が検討に入ったと報じられました。
現在児童手当を継続して受け取るには、子どもと同居しているか生計が同じか等を記入した「現況届」を毎年自治体に出す必要があります。
また、予防接種の申請や保育園の入所やひとり親支援等、現在は別々に受け付けている子育てに関する手続き等を電子窓口一本化することで、子育て関係の書類の郵送が不要になる等、子育て世帯の手続きの負担を軽減する狙いがあります。
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マイナポータルとは
マイナンバー活用の一つとして行政機関が保有する自分に関する情報や行政機関から自分に対しての必要なお知らせ等を自宅のパソコンから確認できるサイト(予定)です。
2017年1月稼働予定で、引越しなどの際の官民横断的な手続のワンストップ化や納税などの決済をキャッシュレスで電子的に行うサービスも検討しているそうです。
なりすまし防止や個人情報セキュリティに配慮する必要があることから、マイナンバーカード(個人情報カード)のICチップに搭載される公的個人認証を用いたログインが必要になります。
つまり、マイナンバーカードをもっており、かつICカードリーダーがないと現状の設計では使用することは出来ません。
※全世帯に郵送されたマイナンバー通知ではなく、それを元に申請を行って交付されるICチップの入ったカードを保持している必要があります。
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子育てに関連する申請の今後
2016年3月の発表では今後2016年秋ごろまでに制度を取りまとめ、2017年夏ごろからの運用を想定しているそうです。
確かに、乳幼児を連れて何度も役所に行くことは子育て世帯にとっては負担になると思います。
しかし、自宅にパソコンがありかつICカードリーダーを持っている世帯がどれくらいあるのでしょうか。
ただし、今後はタブレット端末やスマホからもマイナンバーポータルを利用できるようにする予定はあるとのことですので、こちらが可能になれば使い勝手も良くなるかもしれません。
今後も情報が更新され次第、お伝えしていきたいと思います。