保育園に子どもを入れることは是か非か ~夫婦の対話~
保育園に子どもを入れたい夫・保育園に入れたくない妻
まだ私達夫婦には子供がいません。(結婚1年目)
が、ある時、ふと
「子どもができたら保育園に入れたい」
と妻に話した時、保育園に入れる・入れないで議論になりました。
夫 | VS | 妻 |
保育園に入れたい派 | 保育園に入れたくない派 |
ということで、トークの出始めは完全に対立。
そこで、
妻がそう思う理由を紐解きつつ、お互いに歩み寄って納得できるポイントが無いかと思い対話をしました。
スポンサーリンク
保育園に子どもを入れることに対する夫と妻の考え(対話内容)
※一部抜粋
- 夫
- なんで保育園に入れたくないの?
- 妻
- 子どもが小さい頃はできる限り一緒にいたい。抱きしめてたくさん愛情を注ぎたい。
- 夫
- 愛情を注ぐという点は自分も同意だし賛成。ちなみに、保育園に入れると愛情が注げないってこと?
- 妻
- 保育園=単に預けるところってイメージあるんだよね。そうなると、保育園に入れた場合、その分、一緒にいる時間が減るじゃない。イコール子どもを抱きしめる(愛情を注ぐ)時間が減る。(時間と愛情は比例関係)
- 夫
- なるほど。ちなみに、愛情を注いだ結果、子どもにどう育ってほしいって思ってる?
- 妻
- 元気にすくすくと育ってほしいかな。
- 夫
-
そこも自分も一緒。
となると目的はお互い一緒だから、違うのはその手段(保育園に入れること)ってことね。
自分が保育園に入れたいのは、正に「元気にすくすくと育ってほしい。」のため。
仕事柄、自分は客観的に色々な保育(園)の現場を見て来たけど、保育園には「元気にすくすくと育てる」ための環境があると思っている。
- 1つ目は年齢の近い子がいること。特に乳幼児期の子どもは近い年齢の子の真似をして育つ。なので、そういった環境にいる方が成長(物覚え)が早いと思っている。
- 2つ目は同じ年代の子たちとのコミュニケーションが取れること。また取り方を学んでいけること。大人数と接するのが小学校に入って初めてとなると適合できない(出遅れる)可能性があると思ってる。
- 3つ目は保育と言うか子育てのプロである保育士さんに、やはり素人感覚では分からないところがあるので、その点を補ってほしい。
- 妻
- 私は保育園に入ってないけど、物も覚えたし、コミュニケーションも取れていると思うよ。
- 夫
-
ただ、昔と今だと、ちょっと状況として違う部分があるんじゃないの?俺もそうだけど、一昔前はお隣さんや地域の人とか、色々な人とコミュニケーションが取れてて、地域で子育てをしてくれている環境があったんじゃないの?
今の世の中ってそういったコミュニティ(コミュニケーション)が昔に比べると無くなっていると思うんだよね。都心だと特に。(※自分と妻は地方で育ったため)
- 妻
- 保育園自体を否定しているわけではないよ。ただ、家で子育てできる環境があるのに、保育園に入れるために働きに出てってなると、色々と本末転倒になる気が・・・。そうなると結局、はじめにも言ったけど一緒にいて愛情を注ぐ時間も減るし。
- 夫
-
なるほど。
そういう意味でいくと、自分は保育園自体にはこだわってないので、さっき言った保育園に入れたい理由(真似ることでの物覚え・コミュニケーション・子育てのプロ)が満たせる環境があれば、幼稚園でもいいし、認証や家庭保育室でも良いと思ってる。あと時間も長時間ではなくて、短時間でいいと思ってる。それで、もちろん家庭で子育てをすることがベースであり、そこだけで補えない部分に関して園などの施設に入れてお願いしたい。
ただ、そういったことが満たせる園(施設)が無ければ、無理に入れたいとはそもそも思っていないので、そこだけ理解してほしい。 - 妻
- だったら、保育園で0歳とか1歳で入れずに、3歳くらいからで幼稚園から入れるとかじゃだめなの?
- 夫
- 個人的には子どもが近い年齢の子の真似を始める頃の1歳?2歳?くらいには入れたいなとは思っているけどね~。
- 妻
- なるほどね・・・
- 夫
- じゃぁ、続きはまた今度。
といった形で一旦、この話は終わりました。
妻の真意もなるほどと理解できたし、こちらの意図も理解はしてもらえました。
(まだ納得とかのレベルではないですが。)
スポンサーリンク
大切なことは保育園に子どもを入れる目的や想い
なんだかんだと話しましたが、子どもに対する夫(自分)・妻の目的や最終的な想いは一緒です。
子どもに不自由はさせたくないし、他人のことを思いやる心を持ち、たくましく元気に育ってほしい。
ただ、それだけ。
あとは、それをどうやって実現するかの手段の違いだけ。
自分達夫婦は上記のような形で話していますが、何が正解というのは無いかと思います。
夫婦の形の数だけ答えがある。
そして、価値観が違う環境で育ってきたので、そこにズレがあるのは当たり前。
なので、嫌だと否定することは簡単ですが、それでは意味が無い。
「なんで、そう思うだろう?」と掘り下げて相手の真意を探り、お互いの価値観の共通項(解)を見つけることが大切。
当件に関して、1つの参考として見て頂けたのであれば幸いでございます。