遊びながら学ぶ、大人も子供も楽しめるエデュテイメントとは
エデュテイメントとは ~遊びながら学んで生きる力を身につける~
エデュテイメントとは、教育の分野では随分前から使われている言葉で、教育という意味のエデュケーションと娯楽という意味のエンターテイメントを合わせた造語です。
「勉強しなさい!」子供のころ言われたり、親になって子供に言ったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
「遊びなさい!」と言わなくても子供は勝手に遊ぶのに、勉強はなかなかしてくれない……
そんな子供たちにも楽しく学べるのがエデュテイメントです。
机の上で学校の勉強をするだけが勉強ではありません。
子供は興味を持てば、親に言われなくても自ら学びます。
社会で生きていく力をつけるために、子供の興味と好奇心を伸ばすために、様々な体験型の学びエデュテイメントを紹介します。
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作って動かして体験する ~プログラミング教育~
このサイトでもたびたび扱っている子供向けプログラミング教育ですが、これもエデュテイメントの一つです。
子供でもできるプログラム言語として紹介しているのが、ビジュアルプログラミング言語Scratch(スクラッチ)です。
スクラッチはプログラミングコードを書くのではなく、用意してあるプログラミングコードをパズルのように組み合わせることで動きます。その組み合わせは無限大。創造力一つで様々なことができるのです。
その中でも今回は、さらにエデュテイメント要素が強い教材は、
「スタディーノではじめるうきうきロボットプログラミング」の本と、
「スタディーノではじめるうきうきロボットプログラミングセット」です。
「スタディーノではじめるうきうきロボットプログラミングセット」では子供がオリジナルのロボット開発ができるパーツが入っています。本を見ながらブロックとパーツを組み立て、プログラミングを進めていくと、ロボットを作ることができるようになっているセットです。
セットに含まれているブロックは最低限のものしか入っていないため数が少ないのですが、㈱アーテックが出している別売りのブロックを追加すると、様々な形の、自分が動かせるロボットを作ることができます。
スクラッチというプログラミング言語を使い、ブロックで遊びながらモノづくりを学ぶことができる教材です。
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文部科学省が提供する子どもエデュテイメントコンテンツ
文部科学省のサイトにも、子供向けエデュテイメントコンテンツがあります。
コンテンツは小学校低学年向けのコンテンツから高校生向けのコンテンツまで、様々な年齢の子供が興味を持てるコンテンツです。
未来の宇宙を目指す、宇宙ワンダー
種子島宇宙センターで新しいロケットプロジェクトに挑戦!
最新鋭の人工知能を搭載していてロボットをコントロールして宇宙に向かいます。
人工知能はまだ生まれたばかり、宇宙に向かうために沢山のことを覚えなければいけません。
人工知能の名前はサテラ、プレイヤーはサテラの教育係となって一緒に宇宙に行く知識を学びながら一緒に宇宙に向かいます。
映像とゲームを交えて説明してくれますが、大人でもなるほどーと勉強になりました。その一つに、なぜ人工衛星は地球に落ちてこないのか、確かに落ちてこないことは頭でわかっていますが、では子供になぜ?と聞かれると子供に分かるように明確に説明することが難しいと思います。
子供のなぜなにを刺激し、興味好奇心を引き付けるゲームです。
そしてこのサテラ、すっごく可愛いんです。一緒に勉強するのが楽しくなります。
君の絵をうごかそう!プログラミン
28匹のプログラミンの組み合わせと並べ方を考えて、絵を動かして遊ぶゲームです。
このプログラミン、上記でも紹介しているビジュアルプログラミング言語Scratch(スクラッチ)を使って作られています。
プログラミングのやり方や音の鳴らし方、公開の仕方が動画で説明してあるため初めての子供でも躓きにくく、楽しくプログラミングを学ぶことができます。
そしてすでに作ってあるサンプルプログラムを再生し、編集することもできます。
実はこのサンプルプログラムを見れるということは学ぶためには非常に重要な役割を果たします。
最初にプログラミングに躓く原因の多くは、どうしたら思うように動くのかやり方が分からなくなることです。
このサンプルプログラムがあれば、自分のやりたいことと近い動きをしているものを探し、どのように書いているのかを勉強することができます。
実際にシステムエンジニアという職業の人も、以前書いたプログラミングを参考にしながら新しいプログラミングを書くことはよくあります。
サンプルプログラムでどのプログラムがどのような動きをしていて、自分がしたい動きをするには何をすればいいのか考えながらプログラミングができるようになっています。
スクラッチよりできることが限定されているため、スクラッチを本格的に始める前のお試しとしてやってみるのもいいかもしれません。
ほかにも高校生向けの脚本を書き映像作品を作ろう「演劇メーカー」や小学校高学年から中学生向けのみらいの分身をイメージしよう「なるんだモン」など、楽しくて興味が持てるコンテンツがあります。
子供の興味を引きつけるエデュテイメント、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
参考-文部科学省 子どもエデュテイメントコンテンツ
次回は見て触れて実際に体験する、「遊びながら学ぶ体験型施設のエデュテイメント」を紹介をします。