「忙しい」という言葉を発することの恐さ
「忙しい」という言葉が周りに与える影響
自分は「忙しい」という言葉が嫌いです。
自分自身に対して使うのも、人から言われるのも。
なぜなら、
-
忙しいというのであれば、それは(ほとんどの組織・職場において)皆一緒。
にも関わらず、自分は「忙しい」と思った時点で周りが見えなくなってしまう。
ひどいときには自分だけが「忙しい」と錯覚してしまう。 -
「今、忙しいから、後にして」と言った場合、受け手はどう思うだろうか。
まだ上の人(上司・先輩)に言うなら怒られるだけでいいが、下の人(部下・後輩)に言う場合が一番タチが悪い。
下の人からすれば、
「え?後っていつ?忙しいっていつまで続くんだろう。」
と、どうしたらいいか分からなくなる。
これが続けば、いずれは話しかけれなくなるだろう。
もし、その瞬間に動けないのであれば、明確に
「今、○○の作業をしないといけないから、△△くらいの時に話しかけるわ。」
とすれば、タイミングをはかりやすい。
スポンサーリンク
「忙しい」という状態
そもそも、「忙」という文字を良く見てみると、「心」編に「亡」という言葉をくっつけたものになります。
すなわち、
「心を亡くしている」
状態です。
「忙しい、忙しい」と言っている時、周りが見えていますか?何より、それを言う意味はありますか?
「言霊」という言葉があるように、発する言葉は何かしらの自分にも周りにも影響があると思っています。
悪気は無く無意識化で言っている可能性はあると思いますので、心当たりのある方は意識して改善してみると良いかもしれません。
「忙」に限らずですが、何気ない言葉の力ってのは大きいので、気をつける必要がありますね。
スポンサーリンク
余談:「忙しい」の使いどころ
ただ、もちろん他人に対して何かしらを依頼するときには、配慮の言葉として
「お忙しいところ申し訳ございませんが、~」
とは使いますけどね。