小さな組織(ベンチャー)でも世界や大手と戦える時代に
最近モノ作りの領域で、大手ではできない(厳密にはできていない)ことをベンチャーが実現している記事やニュースを見ることが多くなってきた。
なぜ小さな会社が、“かつてないトースター”をつくることができたのか
商品開発の目的は「パンをこがさない」ということではなくて、「最高のトーストを提供する」こと。最高のトーストを提供するのに、こげていたらおかしいですよね。ただ、それだけのことです。
なぜ大手にそれができなかったのか。当事者ではないので分かりませんが、彼らは「真剣ではなかった」のではないでしょうか。
車椅子のWHILLにしろ、cerevoのLIVE配信機器にしろ、全くの新しいものを生みだしたというよりは既存である製品を更に尖らせたもの。
ヒトモノカネといったリソースが大手より遥かに少なかったとしても、近年はインターネットの発達と大規模な資金調達ができる環境、グローバルでも戦いやすい土俵により、ちょっとしたアイディアと市場のニーズを掴む力、そして、それを実現する技術と想いがあれば、ベンチャーでも十分に大手と戦える環境・チャンスがあるなと日々、感じる。
反面、大手の一角であるSONYはアイボ以降、これといったヒット商品が出ていないと言われている。
※ただ、そういった状況を打破して昔の画期的なモノづくりをするSONYを取り戻すために抜本的改革をしているようで、その状況が昨日も記事になっていたが。
⇒大幅降格、給与ダウン…ソニーの「課長」に起こっていること
大手だから絶対大丈夫・大手しかできないということはもうない。
また、簡単な作業はすべてコンピューターにより自動化されていく。
10年前には全くの想像もつかなかったことが起きている。
エンジニアという立場に関して、本質的にはそんなに複雑なことでは無いと分かっているが、どうあるべきか・どう進むべきか毎日毎日毎日考えさせられる。