組織力・チームワーク力の向上 ~上司の間違った部下へのアプローチ~
主体性を育てるにあたり上司の間違った部下へのアプローチ事例
以下の記事がとても参考になります。
(参考になる部分を抜粋して以下引用)
「オレっていい上司だな」が落とし穴 ~部下は上司を3日で見抜く、まやかしは通用しない~
テクニックは、バレる
- 「こうやればいいんだよ」と。だから、それを部下に教えたくて、さっきから、うずうずとしている。
- そんな心の内を部下はとっくに見抜いている。「自分が考える正解に僕を誘導しようとしているな。質問しているけど、どうせ、考える方向に持っていかれるに違いない。」
- 部下の可能性を信じ、部下に任せて、主体性を引き出す。その考え方自体はなんら間違ったものではない。しかし、それは「心の底から」信じている、ということが前提だ。心の中では答えを持ちながら、部下を誘導しよう、などとせこい考えを持ってはいけない。
プレーヤーとしてのレベル、管理者としてのレベル
- 僕がすべきはパラダイム(世界観)を変えることだったのだ。
- 管理者としての僕のレベルは、部下の現在のレベルを指す。
自分は新米であると自覚し、最初の一歩からやり直す
- 「名選手必ずしも名監督ならず」
- リーダーシップとは「How to do(やり方)」ではなく「How to Be(あり方)」である。つまり、テクニックは通用しない。
クレジット・アキュミレーション理論
- リーダーシップ論がリーダーの資質や行動特性など、リーダー個人にフォーカスを当てていたのに対し、本論はリーダーと部下との関係性に着目
- リーダーと部下との間に信頼関係が蓄積されていれば、リーダーはその部下に対してリーダーシップ(影響力)を発揮しやすく、 信頼関係がなければリーダーシップを発揮することはできない
- すべきことは「いかに正確な指令を出すか」ではなく、「いかに部下から信頼される上司になるか」であったのだ。
引用-日経ビジネス
スポンサーリンク
重要なのは「信じて任せること」
「主体性」を引き出すためには「信じて任せること」
(答えに向かって気づかないように誘導してあげることではなく)
別記事にて「人材育成:当事者意識・主体性・責任感の育て方 ~任せること~」と、「任せること」に関して書きましたが、まさに一緒ですね。
そして、部下のためにアプローチするのであれば、記事に記載があったとおり、
「How to do(やり方)」ではなく「How to Be(あり方)」
ということ。
「How to do(やり方)」のアプローチは最後の最後。
そもそも失敗することも人が育つ1つの要素なので、それも踏まえて「How to do(やり方)」を伝えるかどうかも考える必要あり。
なお、記事中に以下の記載がありましたが、まさにそのとおりですね・・
「上司は部下を見抜くのに3年かかるが、部下は上司を3日で見抜く。」